堀田勝太郎商店

  • 日本語
  • 英語
  • 管理画面
日本茶

覆下園(おおいしたえん)について


寒冷紗覆下茶園(かんれいしゃおおいしたちゃえん)

本簀茶園製法は大変な労力と時間がかかることから、今では寒冷紗(寒冷紗)と呼ばれる黒い遮光カーテンを利用する栽培方法が主流となっています。栽培方法は本簀覆下茶園とほとんど同じで、通常20日前後からそれ以上の期間遮光します。 日光が遮断された覆下園では、本簀覆下茶園と同じようにお茶の甘み・旨み成分であるテアニンが渋み成分のカテキンに変化せず残り、甘み・旨みの濃い、まろやかなお茶になります。

本簀覆下茶園(ほんずおおいしたちゃえん)

本簀覆下茶園は、室町時代からお茶の栽培に行われていた方法で、玉露や碾茶(抹茶の原料)の栽培方法です。もともとはわずかに芽吹いた新芽を遅霜から守るために開発された手法で、茶園の上に棚を作り、琵琶湖のヨシの木で編んだすだれ状の「よし簀」を広げて、稲や麦の茎を干した「わら」を敷きます。 まず、新芽が芽吹く4月中旬~下旬頃によし簀を広げて70~80%遮光し、茶葉の生育の状態をみながら約10日後にわらを敷くことで約95%の光を遮ります。それからさらに10日以上遮光し続けることで、新芽の生長を待ち、摘採します。 日光を遮ることでお茶の中のテアニンという甘み・旨みの成分が渋みの成分のカテキンに変化することを防ぐのです。 本簀茶園で栽培されたお茶は独特の芳香と、まろやかで豊潤な風味を併せ持つ貴重なお茶として取り扱われます。

直冠せ栽培(じかかぶせさいばい)

玉露と煎茶の特徴を併せ持つ、冠せ茶を栽培する時に主に用いられる栽培方法です。 覆い下茶園のように棚を作るのではなく、茶葉の生育状況を見て茶樹に寒冷紗など遮光カーテンを使用して直接覆いをする方法です。玉露や碾茶よりも短い1~2週間ほど覆いをします。一部では直掛け栽培でも玉露や碾茶を栽培する手法に用いられています。

露天園(ろてんえん)について

日光を十分に受けて、自然な環境で栽培されている茶園です。直射日光下ではテアニンがカテキンに変化していくので、渋みのある爽やかな味わいのお茶ができます。


覆下園と露天園

覆下園
碾茶/抹茶 棚をお茶の樹と間を取って設置し、覆いをしている茶園(覆下園)で、日光の直射をさけて育てた新芽を蒸した後、 揉まずにそのまま乾燥させてつくります。
玉露 棚をお茶の樹と間を取って設置し、覆いをしている茶園(覆下園)で、新芽に20日以上覆いをして柔らかい緑色の濃い芽を育てます。
かぶせ茶 棚は設置せず、直接お茶の樹に覆いをしている茶園(覆下園)で、1週間から2週間覆い、日光があたらないように育てた新芽を蒸して 揉みながら乾燥させてつくったものです。

露天園
煎茶 覆いをしない茶園(露天園)の新芽をつんで蒸した後、蒸して発酵を止め、揉みながら乾燥させてつくります。蒸し時間に時間をかけたものが深蒸し煎茶と呼ばれます。
川柳 番茶の一つで、煎茶をつくるときに出る葉の中から選別された緑色の太く、大きい形のものを使います。あっさりとした風味があります。
ほうじ茶 川柳や煎茶を200度近い温度で焙煎し、急激に冷やし、香ばしさを引き出したお茶です。 高温で熱することにより、カフェインが飛びます。
玄米茶 川柳や煎茶によく炒った玄米やうるち米を混ぜたお茶です。 茶色になった炒り米が多いほど、香ばしいさが増します。